コース概要
医療機器開発における現実の問題を解決する突破力とは、開発に携わる医療および医工学系の人材が密なコミュニケーションを図り、相反する条件を考量して、限られた時間の中で最善の解決策を探り出す力にほかなりません。これを養うためには、座学ではなく、「自ら動く」環境へ身を置くこと、また、世界における日本の位置(ポジショニング)を意識することが重要です。
そこで本インテンシブコースでは、3つの講義科目「医療機器開発研究指導」「医師主導治験演習」「国際化演習」を通じで、以下の指導を行います。
インテンシブコースにおける指導方針
- ・On the Job Training手法により学生を体験的に指導し、仮想的な機器について、開発から審査承認までの一連のプロセスで必要な文書作成を経験させる。
- ・医師主導治験の実施事例に基づき、実際と同環境(文書管理システム)で審査承認プロセスを体験させ、現実に発生する問題への対応力を養う。
- ・米国を中心とした医療機器開発先進地からの講師招聘や海外からの講師による演習等を通じて開発手法を学ばせ、日本はどうすべきかを考えさせるとともに、世界への情報発信力向上として英語論文の質を向上させる。