No.33(2020) p.67-78
特集Ⅱ第42回未来医学研究会大会
リアルタイムかつ超高感度な、ホルモンセンサ
荒井 大
身体のホメオスタシスを臓器間で実現しているホルモンなどのメッセージ物質は、血中において「50 mプールにスプーン1さじ分の濃度」という極めて薄い濃度で存在している。そのため現代の技術では、抽出した体液を精密測定器によって測定する方法しか濃度計測ができない。一方でTSH(甲状腺刺激ホルモン)不応症に代表される内分泌疾患では、血中ホルモン濃度をリアルタイムに適切に維持することが求められる。そこで本調査研究では30年後の完成を目指し、生理条件同等のリアルタイムかつ超高感度なin situホルモンセンサの実現可能性について検討した。
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