No.33(2020) p.49-55
特集Ⅱ第42回未来医学研究会大会
近赤外線発光タンパク質と光免疫療法の組み合わせによる低侵襲な深部がん治療法の実現
小松 英朗
光免疫療法は低侵襲且つ選択的にがん細胞を破壊できる可能性のある治療法であることが治験などからわかっている。一方、今後実用化され、適応拡大を想定した際に光免疫療法の治療の一環で必要な近赤外線光の患部への照射は、がん種によっては難易度が高い懸念があると考える。そこで、本稿では近赤外線光タンパク質を用いて近赤外線光を体内に発生させることにより光免疫療法で治療できる対象がんの裾野を広げる手法とその実現の可能性について論じたい。
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