No.32(2019) p.79-80
特集Ⅲ未来医学研究会のいま
会員(OB/OG)近況報告
平塚 崇浩
去年5月26日に行われた第41回未来医学研究会大会では大会運営側の一員として参加させて頂きました。東京女子医科大学の会場以外で開催するという初の試みで当社を会場として開催し、日本が注力している一つの領域である再生医療のサプライチェーンというテーマに沿って多くの先生方にご講演頂きました。自分としても再生医療の今後について深く考える有意義な場となりました。

未来医学研究会大会にもテーマとさせて頂いた再生医療の領域は、社内においても複数のグループ会社と連携しながら一丸となって取り組んでいます。その再生医療部門の中で、私は細胞の足場材料の研究開発に10年携わっています。入社した当初から再生医療の領域で研究開発に携わっていたのですが、立ち上げ初期はなかなか思うようにいかないことも多くありました。しかし10年の間には基礎研究から製品開発の候補を探索し開発品の非臨床試験を完了させ、米国食品医薬品局(FDA)とのやり取りも経験することができました。現在は開発品の先を見据えた研究を行っているところです。

BMCを卒業してから、同期の方々には様々な機会でお会いしています。BMCでは臨床医学や基礎医学を学ぶことはもちろんのことですが、会社の枠を越えて仲間ができる素晴らしい環境であると認識しています。学会や仕事の関係で再会することや、ゴルフといったプライベートでの繋がりによって交流することもあり、BMCで得たネットワークはかけがえのないものになっています。2018年の年末には忘年会を行い、久々にBMC 48期の多くの同期メンバーが集まる機会がありました(幹事の方々ありがとうございました!)。様々な分野で活躍しているメンバーと会うことができ、近況を語り合うことで刺激を受けた良い機会となりました。私自身も新たな未来医療に貢献できる技術が発信できるよう、今年も日々邁進したいと思います。
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