5年前に脳溢血で倒れ開頭手術の後、7ヶ月の入院を余儀なくされましたが、退院後は、左片麻痺が残ったものの、脳高次機能の後遺症はなく、杖をついて歩けるので、車椅子も必要としておらず、毎日オフィスに出勤して仕事をしています。左手がまったく使えないのでタイプは右手のみですが、外科医でなくてよかったと心から感謝しています。コロナ禍で会議も学会もZoomが基本ということで、出張もなく、女子医大は一部教職員は一時帰休ということもあって家にいる時間が多くなりましたので、長年検討していた非専門家、一般向けの本を書き下ろし、昨年9月に、めでたく出版となりました。下記URLをクリックしていただくか、Amazonの検索窓から大和雅之 本で検索していただければ、冒頭にヒットします。
内容は一般向けに細胞、細胞培養、培養細胞を使った治療(=細胞治療)を丁寧に解説しています。献本した友人たちからは雑談と脱線が多いとのご批判もありますが、さながら医学部の教室で私の講義を受講しているような臨場感あふれる読後感を得られるものと請け合います。プリント・オン・デマンドというのは、ネットで注文があり次第、Amazonの工場に設置された巨大なレーザープリンタで印刷製本し、出荷されるというもので、一般の書店には並びません。頁数が多く他の新書よりも割高ですが、ご容赦ください。蛇足ながら、本文中のイラストは全て家内の手によるものです。
未来学研究会会員の皆様におかれましては、ぜひご一読いただき、感想やコメントなど頂戴できればと思います(郵便か事務局宛のメールで結構です)。
追伸
東京でも降雪があった1月24日日曜日、バスから下車しようとして歩道で転んで肋骨を骨折してしまいました。大きく息を吸うと痛いのには閉口しています。皆様はご自愛いただけますようお願い申し上げます。
(2021年1月25日受理, 2021年1月30日公開)