研究信条

 本プロジェクトの開始にあたり協働期間を含めた課題研究者全員で共有できる
「研究信条と決意」をアピールすることを決し、このメッセージをさまざまな機会に掲げています。

Passionには、語源として「キリストの受難」という意味があります。

虐げられた人々の病と魂を救うという神からの使命を全うするために、キリストがゴルゴダの丘まで自らの十字架を背負って歩き抜いたこと、つまり特別の使命を帯びた者だけが持つ体の底から湧き出すような前進のエネルギー、それが本当の熱情です。

今日の医療の限界を見据えて、明日の患者を治す使命を果たすべくイノベーションにつきものの苦難や困難に敢然と立ち向かうこと、再生医療の本格化を実現するために人、技術ともに結集して前進を続けること、それが我々の信条です。

 

 従来、不可能とされていた根治治療を可能にする再生医療は、さまざまな可能性を宿しつつもいまだ萌芽的な段階にあります。東京女子医科大学を拠点とする本構想は、医工連携、産学連携によって種々の最先端技術を結集し、さまざまな疾患に対する再生医療技術を多角的に開発、近未来において再生医療社会の実現を目指すプロジェクトです。

本拠点では、システム改革の使命を全ての拠点研究者が共有し、ベクトルの一致したスピード感ある研究活動をやり遂げるために、細胞シートティッシュエンジニアリングセンター(Cell Sheet Tissue Engineering Center,CSTEC)という拠点名とロゴデザイン、研究信条を掲げました。